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【ARCHTOP TRIBUTE】AT102

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【アーチトップ・トリビュート】AT102

  • スペック
  • ボディ素材:4プライ・ハードメイプル / スプルース / スプルース / ハード・メイプル
  • ネック素材:1ピース・マホガニー
  • 指板素材:マダガスカル・ローズウッド
  • フレット数:20フレット
  • スケール:243/4
  • ピックアップ:オリジナル・ハムバッカー
  • コントロール:ボリューム ×1、トーン ×1
  • ブリッジ:インディアン・ローズウッド
  • ペグ:GOTOH SD90
  • カラー:レイト・フィフティーズ・バースト、ライト・アンバー・ナチュラル

 

  • レビュー
アーチトップ・ギターの豊富な在庫で知られるギター・ショップ、ウォーキンがプロデュースしている ARCHTOP TRIBUTE は”10万円程度で良質なアーチトップ・ギターを”というギタリストのリクエストにこたえて立ち上げられたプライベート・ブランドだ。製作に関しては国産にこだわっており、ビックアップやパーツは日本製。生産も国内で行なわれている。AT102 は ES-175 をべースにしたモデルで、トップにはメイプル / スプルース / スプルース / メイプルの4層構造による特注プライウッドを採用。指板のシェイプやフレッティングには専門店ならではのノウハウが盛り込まれている。フルアコ入門者はもちろん、プロ・ギタリストの使用にも十分に耐えうる高精度なモデルだ。

 

フルアコとセミアコの違い

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フルアコとセミアコの違いとは?

フルアコやセミアコといったギターの名称で親しまれるギター。これらはフル・アコースティック、セミ・アコースティックの略称です。ではそのフルアコやセミアコの違いとは一体なんなのでしょうか?そして、それらはどんなギターなのでしょうか?今回はまず、その辺のお話から始めさせてもらい、Gibson (ギブソン) 社のフルアコの歴史とともに、その成リ立ちを簡単に解説していきます。

例えば楽器店で店員さんに「フルアコを探しています」と伝えれば、ふくよかなアーチ形状のボディ・トップにf型のサウンドホール (以降fホール) が設けられた、やや厚めのギターを紹介してもらえるでしょう。逆にセミアコをリクエストすれば、同じようなボディ・トップの形状ながら、薄めのギターが用意されると思います。では、fホールが付いていてボディが厚ければフルアコ、薄ければセミアコかと言えばそうとも言い切れずボディの薄いフルアコも存在しますし、ボディの厚いセミアコというものも存在し得ます。このフルアコ、セミアコの違いは外観の差ではなく、実はボディの内部構造の違いによるものです。一言で言えば、センターブロックが有るか無いかの違いです。具体的には、ボディの内部が丸々空洞な構造がフルアコ、センター・ブロックと呼ばれる木材のブロックが入っているものがセミアコです。実際には、その中間の様なボディ構造や、どちらとも言えない様なギターも存在しますが、大体このように大別されると考えて下さい。

まず、フルアコですが、マグネティック・ピックアップ付きのモデル、つまりエレキ・ギター仕様に限ってその歴史を遡りると、1936年に Gibson (ギブソン) 社で製作されたモデル、ES-150 に行き着きます。この ES-150、ギタリストの Charlie Christian (チャーリー・クリスチャン) (1916年-1942年) の愛用していたギターとしても知られ、 Charlie Christian (チャーリー・クリスチャン) の演奏とともに、それまでリズム楽器だったフルアコをー躍主役の座に引き上げた記念すべきギターです。

GIBSON ES-150
ES-150

その後、よリソロ・パートを担う機会の増えていったフルアコは、管楽器のようなフレージングに対応するプレイアビリティが求められ、やがてハイ・ポジションの演奏性を高めたカッタウェイ形状のボディが主流となりました。Gibson (ギブソン) 社ではL-5 Premier や Super 400 Premier といったモデルとして1939年から登場し、いずれも生鳴りの特性の強い大型の単板ボディ (この場合、ボディのトップやバックを厚い単板材料から削り出してアーチ形状を成型する方式) を持つ、高額なアコースティック・モデルでした。

GIBSON L-5 PREMIER
L-5 Premier

そして、L-4C や L-7C、ES-350 といったリーズナブルなカッタウェイ・モデルが追加され、このボディ形状がフルアコの一つのトレンドとなっていた1940年代、満を持して登場したのが Gibson (ギブソン) フルアコの一つの金字塔とも言える ES-175 です。ES-175 は、よりリーズナブルな製品価格もあいまって、一気にフルアコ市場に広まっていきました。適度な大きさの16インチ幅ボディ。ハイ・ポジションの演奏性を飛躍的に高める深いえぐり込みのフローレンタイン・カッタウェイ (ポインテッド・カッタウェイ)。ほど良く抑えられた生鳴りを演出し、かつコスト・パフォーマンスに優れたプライウッド材の使用 (当時はハード・メイプルとスプルースを用いた3層構造の合板材 / 側板のみメイプル単板材)。ボディ・トップのフロント ・ボジションにダイレクト・マウントされた P-90 ピックアップ…。20世紀なかばまで、生鳴りのボリュームを求めて競い合うように17インチ幅、18インチ幅と大型化していったフルアコは、この実用本意のモデル、ES-175 の誕生ににより、その方向性に大きな転換期を迎えました。ほどなく1951年から追加された2ピックアップ・モデル (のちの ES-175D) とともに、アンプリファイズ・サウンドの可能性を大きく広げていくのです。

GIBSON ES-175
ES-175

さて、ES-175 が登場してから6年後の1955年、同モデルのデザインをべースとして新たに開発されたのが ES-225T、並びに2ピックアップ・モデルの ES-225TD です。モデルネームの “T” はシンライン=薄ボディを意味するもので、のちのセミアコ隆盛期の到来を予感させる、新しい時代を開くほど画期的なフルアコでした。この ES-225、表面から見た形状は16インチ幅でフローレンタイン・カッタウェイと、ES-175 と同寸です。ただし、胴厚は側板幅で17/8インチと ES-175 よりも45%ほど薄くデザインされました。また、ちょうどブリッジの裏側のボディ内部に厚さ1.5cmでおおむね8cm四方のウッド・ブロックが貼リ付けられ、ボディ
・トップ板の振動を適度にミュートさせる効果をもたらしました。これはいずれもボディのアコースティック・サウンドをスポイルする作用をもたらすものですが、実はその音響特性こそが、のちのセミアコの仕樣を決定づける礎だったのです。やがて1958年にセンターブロックを用いた ES-335 系モデルのギターが本格的に生産されると、それと入れ替わるように ES-225 は翌年1959年にラインナップから姿を消す事になります。さほど脚光を浴ぴる事もなく、過渡期的な仕様を持つフルアコとしてセミアコにバトンを託した、短命なモデルだったのです。

そしていよいよ、商業音楽のメインストリームが急激にロック・ミュージックへ集約されていく中、ES-335 系を中心としたセミアコは、またたく間に台頭し、のちにエレキ・ギター全盛期を迎えます.しかしそんな中にあっても、もはやフルアコの定番として地位を得た ES-175 の人気は盤石でした。Wes Montgomery (ウェス・モンゴメリー)、Kenny Burrell (ケニー・バレル)、Joe Pass (ジョー・パス)、Jim Hall (ジム・ホール)、Pat Metheny (パッ卜・メセニー) など、歴史的なギタリストが ES-175 を使用する例は枚挙にいとまがなく、ジャズ・ギター黄金期から現在に至るまで、ES-175がジャズ・プレイヤーに与えた影響も計り知れません。そしてその影響はギター・メーカーに対しても同様で、今に至っても、なお多くのメーカーが ES-175 をフォローするモデルをリリースし統けている事も見逃せないポイントです。

【GIBSON】LES PAUL CUSTOM VOS ANTIQUE EBONY

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【ギブソン】レスポール・カスタム VOS アンティーク・エボニー

GIBSON LES PAUL CUSTOM VOS ANTIQUE EBONY

 

  • スペック
  • ボディ素材:メイプル2ピース (トップ) 、1ピース・マホガニー (バック)
  • ネック素材:マホガニー
  • 指板素材:リッチライト
  • フレット数:22フレット
  • スケール:243/40
  • ピックアップ:カスタムバッカー (アルニコ3) ×2
  • コントロール:ボリューム ×2、トーン ×2、3ウェイ・ピックアップ・セレクター
  • ブリッジ:ABR-1
  • ペグ:グローバー KIDNEY BEAN
  • カラー:アンティーク・エボニー

 

  • レビュー
ギプソン・カスタムよりレス・ポール・カスタム VOS ANTIQUE EBONY (アンティーク・エボニー) が登場した。現行のレス・ポール・力スタムをもとに、フィニッシュやピックアップをアレンジした日本限定モデルで、ボディはマホガニー、トップはメイプル2ピース、ネックはマホガニーで、グリップはスリムなタイプを採用。本来レス・ポール・カスタムの指板材はエボニーだが、近年の深刻な木材資源の枯渇の影響により、リッチライトと呼ばれる人工材を使用してぃる。手触りや見た目に全く違和感はなく、今後はこうした代替材の開発力はすます求められていくだろう。ピックアップはカスタムバッカー (アルニコ3) を2基搭載。マイルドでふくよかなサウンドで、ジャズにも合いそうな印象。歪ませてみると、伸びやかでクリーミィなトーンが飛び出してきて思わずご機嫌な気分になる。VOS (ビンテージ ·オリジナル・スぺック) とモデル名にあるように、適度な経年変化を演出するために、インレイやバインディングは飴色に加工し、ボディやネック裏はほどよく艶を抑えたマット仕上げとなっている。しかし、ゴールド・パーツはそのままで、カスタムの華やかな印象まで損ねていないのは見事だ。

 

【BOSS】BD-2

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【ボス】ブルース・ドライバー2

BOSS BD-2

 

  • スペック
  • コントロール:レベル、トーン、ゲイン
  • 入出力端子:インプット、アウトプット、DC IN 端子
  • 電源:9V 電池、AC アダプター (別売)
  • 外形寸法:73mm (幅) x129mm (奥行) ×59mm (高さ)
  • 重量:430g (電池含)

 

  • レビュー
1995年の発売似来、常に愛され続けている BOSS (ボス) のコンパクト・エフェクター・シリーズの大ヒットセラーであるブルース・ドライバー。発売当時、ピッキングの強弱やボリュームの操作に対して最も素直に反応するオーバードライブと賞され、現在でも新たな愛用者が後を絶たない歪みエフェクターの名作である。その回路設計をひも解くと、名作たる所以が至るところから見て取れる。従来の歪みエフェクターとブルース・ドライバーの違いを簡潔に言ってしまうと、回路がアンプ的なのだ。歪ませるための回路と言うよりは歪みが生まれやすい回路と言った方が近い。とても単純な表現になってしまったが、そのアンプ的な歪み回路を小型の素子で構成し、かつ優れた音に仕上げるための発想、創意工夫は並大抵のものではない。まさに優れたデザインと呼ぶべき、素睛らしい歪みエフェクターである。